22時に出発。

バスは満席。かなり狭くてつらい。。。
途中何度かサービスエリアにて停車しながら早朝には岩手県遠野市へ到着。

山あいのどかな風景。地震があったとは思えない。

ここから少し走ればもうそこは釜石。
そこから走ること1時間くらい。
釜石の市街地を通過する。
津波のつめ跡が広がる。


バスの中は時間が止まったように静寂になる。
そしてさらに走ると大槌町へ。

まず飛び込んできたのはこの横断幕。
さらに市街地へ進む。

言葉が出ない。

大槌は今回の被害でもかなり大きかった地区。
ボランティアの活動拠点に到着。

今回の活動は大槌の復興に向け大槌名物の鮭の遡上を復活させるプロジェクト。
大槌川の清掃は先週、先々週のチームが手がけ、オレ達は稚魚を育てる支流の清掃。

河はかなり汚い。

津波で運ばれた瓦礫やヘドロで埋め尽くされていた。
この瓦礫、ヘドロの清掃が今回の任務。
まずはひたすらゴミを取り除く。
岩手といえども気温は32℃。

しかも長袖、ゴム手袋、マスクにゴーグル。
かなり早い勢いで体力を消耗する。
持ってきた水もお湯になってしまう。
それでも今回のメンバー40人で必死にがんばる。
驚いたのが半分くらいは女性。
力仕事で大変なのに本当にみんながんばっていた!
やっとのお昼。
ボランティアセンター!?の中をのぞいてみる。

沢山の人がいて歌をうたったり、物を売ったり、写真を探したり。。。

そんな中、ボランティアのカフェを見つける。
無料で住民の方や、ボランティアに配っていた。

なんかいいよ!!
ミルク入りを頂く!

子供たちが書いたメッセージがずらり。


沢山の写真。瓦礫から出てきたものをまとめて展示。
持ち主の元へ帰りますように。。。

自分には何ができるかなぁ。
そしてバスに戻りお弁当。

沢山働いて、汗かいて食べるお弁当は格別!!
頂いたコーヒーもおいしかったー!
午後はゴミもだいぶ片付きひたすらヘドロをかき出す。
これが意外にしんどい。。。
ひたすらスコップで削って土嚢袋につめる。

集まった瓦礫や土嚢は山のようにたまる。
午後もみんなで頑張り、かなり元の砂地が見えてきた!!
今日はここまでで終了。
作業場近くの井戸水でみんなで水をかぶり、汚れを落とす。

これが冷たくて最高に気持ちいい!!

そして井戸水をくんでゴクリ!!
水ってこんなにおいしかったんだー!!
大槌には泊まれる施設がないので3時間かけて北上まで戻る。
バスの中でも今日の作業や活動について色々話していると
あっという間に宿泊先まで到着。

今回の宿泊先。
スーパー銭湯みたいな感じ。
汗ダラダラの体からやっと開放!
みんなで汗を流す。
そして大広間で食事!

みんな缶ビールを買って乾杯!!
この量の食事なのですぐに食べ終わってしまった。
でもみんなでビールを買い足しさらに宴は続く。
一旦、布団を引くため飲むのをやめてみんなで寝床作り。

この感じ、完全に修学旅行状態。
さらに飲んだ。
昨日の夜まで誰も知らなかったメンバー達は今はそんな事関係ない。
大学生から定年された方、仕事もみんなバラバラ。性別も国籍も関係ない。
同じ復興に向けた作業をした仲間。
時間を忘れ、みんなで語り、飲み、明日の作業に肥やしにする!
みんなの復興にかける思いはそれぞれ。
でも目指す所は同じ。だから頑張る。
本当に素晴らしい時間。
実際に被災された方のことを考えると辛いなどと言うこと自体がおこがましい気がする。
でも自分自身何か行動をしたい。
今日一日で自分自身が勇気や元気をもらった。
だがら明日もやる。